盗難対策


お久しぶりです。
葉山です。

今日は車屋らしい真面目な話をさせてもらいます。

先日、ハイエースに乗っている友人が車上荒らしの被害に遭いました。

彼の自宅は京都市内の中心に位置するマンションで、車は大通りから丸見えの一番出口付近に停めてあります。
夜中の犯行だったそうで、防犯カメラの映像によると
ものの数秒で鍵を開け、数分間車内で作業をし去っていったようです。

建築関係の自営業者であるため車内には沢山の高額機材が載っています。
また彼はゴルフ歴も長く高額なクラブも載っています。
奥さんに内緒で買ったレアスニーカーが箱のまま数足載っています。
お釣りを小銭貯金のようにドアポケットに貯めるため、数万円分くらい小銭が載っています。

今回被害に遭ったのが
フロントの窓に搭載されている安全運転システム(ToyotaSafetySense)のレーダー部品だけ。

初めて聞きました。新しくそんな盗難が流行っているのでしょうか。
半導体不足の影響?どこかの国で高く売れる?
まったくわかりません。
分かりやすくお金になる物がゴロゴロ載っているのにそれだけ盗るの?

ちなみに小銭もすこーしだけ減っていたそうです。

マイカーお持ちの皆さん、防犯対策していますか?

友人の話を聞き、他人事ではないなと痛感しました。
車上荒らしや盗難なんて東京名古屋大阪だけなんじゃないかと勝手に思い込んでいました。

最近の犯行は昔のこじ開けのようなアナログではありません。
主流は2パターン。
リレーアタックとCANインベーダー。

簡単に説明します。

リレーアタックとは
自宅に置いてあるスマートキーの電波を拾い、増幅させて(中継点を作り)車に電波を届ける。
つまり車の近くにスマートキーがないのに、あたかも近くにあるように車に認識させる方法。
こちらは一軒家で自宅前に車を停めている方に被害が多いようです。
玄関に鍵を置いているパターンですと鍵から車までの距離も近く簡単に中継できるようです。
また、最近では電波を増幅する技術が進み数百メートル飛ばせるようでマンションにおいても被害が出てきているようです。

CANインベーダーとは
バンパー裏やタイヤハウスからヘッドライト裏等にアクセスし、
配線から特殊な装置で直接信号を送り鍵を開けたりエンジンをかけたりという手口。
こちらは車両のフロントまわりに人が通れる幅があれば作業可能だそうです。
CANインベーダーに関しましては最新の車種では外部信号の遮断等で対策がされている車種もあるようです。
ですがメーカー未対策の車種で個人が簡単に対策することはおそらく難しいようです。

さて私が日常やっている対策と言えば
先ずはYoutubeのショートで何故かバズって760万回再生を突破したあの動画でご紹介したハンドルロック。
どこまでいってもアナログ防犯は犯人に嫌悪されます。
犯人は少しでもめんどくさくない車を狙うものです。
リレーアタックやCANインベーダーで鍵が開いてエンジンかけても
そこから更にサンダーでハンドルロックを切るなんて時間がかかって仕方ありません。

そしてすぐにできるリレーアタック対策が二つ。

一つはアルミ缶やブリキの入れ物にキーを入れる。
アナログ的にスマートキーの電波を遮断する方法です。(アルミホイルで包むのも有効だそうです)

もう一つはトヨタ車のみの裏技かもしれませんが
スマートキーのロックボタンを押しながらアンロックボタンを2回押す。
これはスマートキーの節電モードで、発信電波をスリープさせる方法になります。
つまり電源を切っている状態と同じなのでリレーアタックができません。
もう一回何かしらのボタンを押せば再起動になります。
ですので私は車を降りていつも通りドアノブに触れてロックし
家の鍵を出すついでにスマートキーを節電モードに
次乗る時はキーのアンロックを押し開錠といったパターンです。
トヨタ車をお乗りの方は是非ご参考ください。※対象外車種もあります

もちろん家庭内にあるスペアキーのスリープモードもお忘れなく!

それではまた!

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